出産・・・命の営み

春です! いよいよ子羊が生まれ始めました!!  10月の中旬に自然交配により宿った小さな命が約150日かけて母羊のお腹の中で大きくなり、今やっと4本の自分の足で大地に立つときがやってきました。小屋といっても壁がないので―15℃程まで下がる寒さの中羊水に包まれ、生れ落ちてきます。母親が舐めて乾かしますが、いっぺんに2匹生まれたりすると両方に手が回らないことがあります。元気な仔羊は自ら立ち上がりオッパイを吸い出します。オッパイにより抗体が仔羊に移行して丈夫になります。オッパイにより体温を39℃に保つことができます。


現在積雪120cm。いつになったら溶けるんだろう。 今年の誕生第一番の赤ちゃん羊です。3月8日PM5:30誕生。
生後15時間程。お母さんとツーショット。 単子(一人っ子)なのでミルクは充分当たります。


今日は満月なので月明かりと雪明りで夜中でもとっても明るくまるで夕方のような明るさです。4月の中頃までこうやって1日何回も見回りに行きます。一匹生まれるたびに雪は溶け春は一歩一歩近づいてきます。出産が終了するころ牧場は緑に覆われていることでしょう。

雪もだいぶ溶けて、あと40Cm程です。四月1日 始めに生まれた羊はもう大分大きくなりました。


今日現在で、39頭の親から64頭の子羊が生まれました。そのうち一頭は死産。もう一頭は自分の親の下敷きになって死んでしまいました。そして2頭は家の中で哺乳瓶でミルクを飲みながら体力が付くのを待っています。

頭と前足がでてきました。 外に出るとすぐに親は舐めて乾かします。 15分もすると自分の力で立ち上がりオッパイを探します。

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